【症例ブログタイトル】
2015.12.8(火)
ロングパットイップスに8年間悩む
ロングパットイップス
8年前からロングパットイップスになるが、きっかけは分からない。
たぶん、失敗がきっかけだと思う。初めはロングパットの距離感が合わなかった。
それがノー感状態になり、脳みそが邪魔して、おかしくなっていった。
半年前から左の親指が痛くなった。
最近では、ロングパットで腕が動かなくなって、無理やり動かして強く打ちつけたり、右にプッシュアウトしてしまうようになってしまった。
たまにダフル。
ロングパットイップス治療で重要なのは、以前の失敗例や環境を脳が覚えていてスイッチが入ってしまいイップスになるので、どのような記憶があるのかを体にきいていきました。すると、以下のような要因が大きく関わりました。
人が見ている
失敗を異常に恐れている
体の動きにこだわっている
人が見ているとは、見られていると緊張してしまうパターンがあると言うことでした。そこには男性の価値観が関わり、人にどう写るかが気になる要素がありました。
失敗を異常に恐れているとは、過去の出来事で失敗した経験を引きずっている部分がありました。
体の動きにこだわるとは、自分の体の動きに気にし過ぎてしまい、体の動きを阻害してしまっていました。
これらの誤作動記憶に気付いてもらい、切り替える施術を行いました。さらに、セルフトレーニングを指導して改善へと導きました。
現在、12回の治療を8ヶ月続け、かなりの改善となっています。
Nさん 63歳 男性 会社役員
ロングパットのイップスにかかって8年近くになります。
何がきっかけかは不明ですが、同伴者が「えっ?」というようなパットを打っていました。
HCも1となり競技でもそれなりの成績をあげていましたが、自分の中では全く納得のいかないプレーを続けていました。
土子先生の考えをHPで拝見し、自分が感じている感覚に非常に近かったことから診ていただくことにしました。 いわゆる「記憶が体を誤作動させる」という感覚です。
私の経験上、この症状は気持ちの持ち方や、フォームの変更等で治るものではないと感じていました。 施術を受けて、あの独特のアドレス時のイヤ~な感覚は完全になくなりました。
打った時にイヤな感覚が残った時は今でも都度施術を受けていますが、施術を受ける前の状態とは天と地ほどの違いがあります。 心(というよりは脳と言った方がいいでしょうか)と体の連動するのだと思います。
詳しいメカニズムは分からいませんが、信頼して正直に話し、正しい施術を受ける、これで自分の感覚が変わるかどうかが全てだと思います。 今月、私は何年かぶりに60台のスコアを2回記録しました。これからもお世話になると思います。
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