たった１回の治療で改善
治療後の感想をいただきました。
5年くらい前から50ヤード以内のアプローチが駄目になりました。
80～90で回ってる頃、もっと上を目指すべくアプローチの練習に励んでましたが、やればやるほどヘタになりました。
グリップもゆるゆる、柔らかいテークバックから切り返しで腕や足などに自分では制御不能な動きが入るようになりました。
アプローチの9割がダフリ、トップ、二度打ち、挙句の果てには空振りも増えてきました。
もう普通にはアプローチできないなと思い、Pや9Iで転がしも駄目、5Wで転がしも駄目。20ヤード離れててもパターを持ちましたが、パターでも空振り。『Pとかでパターみたく打てばいいんだよ』ってアドバイスも駄目、そもそもパターでも駄目なんだから。
あといくつ打てばグリーンに乗るかわからない恐怖が襲いました。
セカンドショットがグリーンに乗ると、バーディパットを打てる喜びは無く、アプローチしなくていい喜びしかありませんでした。
もうゴルフが嫌になってきた頃、首の怪我をしてしまいしばらくゴルフができません。正直、もうゴルフに行かなくていいんだって安心しました。あんなに大好きだったゴルフなのに。
3年くらいゴルフから離れてましたが、やっぱりまたゴルフがやりたくなり月例に参加しましたが、症状は相変わらずどころか、テークバックすらできなくなり、手が動きません。
もう一度だけアプローチイップスに挑戦してみようと思いネットで検索しまくりました。
数あるサイトの中から土子さんのサイトに興味を持ち、さっそく予約。
イップスの仕組みを教えてもらいました。そして自分が何を気にしてイップスになってるか気付かせてもらいました。なにか気が楽になったような感じでした。
後日ゴルフ仲間に自分はアプローチイップスだと言うと、『わかってるよ、がんばれよ』と励ましてもらい、さらに気が楽になります。
そして、現在教わってるプロとラウンドレッスンの日。土子さんの施術を受けて最初のラウンドです。
当日同伴者はいません。朝一スタートで後ろの組が来ません。
ん？
5年間苦しんだ症状が出ません。
その次の週、月例。
やっぱり症状が出ません。
9割グリーンオンします。
柔らかいスイングができます！
その後の数回のラウンドも、フェースにしっかりボールが乗ってくれます！
土子さんの話を聞いてなければ、今もまだアプローチイップスに苦しんでいたかもしれません。
あの時、一歩前に進む為に土子さんのところに行った選択が良かったと思います。
土子さんが僕に言った、
『自分もアプローチイップスだったけど、今では上手ですよ』
と同じセリフを言えるようにがんばります！
ありがとうございました。
土子：
こちらこそ素晴らしい感想をありがとうございました。今後のゴルフライフが素晴らしいことを願っております。
イップスの苦しみ
文面からも分かる様に男性は、あらゆるアプローチのミスを経験されたようです。そして、イップスになると「いつ治るの？」「どうすれば良いの？」「このままやっていて良いの？」と色々な疑問と不安が湧いてきます。
さらに、イップスを経験されていないゴルファー仲間には、イップスを患っているゴルファーの気持やその辛さが全く分かりませんから、軽んじられた対応にも苦しまれます。
男性に改善するために伝えたキーワード
- イップスは無意識に行われる誤作動であること
- 身体は無意識に動くため、無意識の中に治療すべき要素があること
- イップスは無意識の叫びであり、心の叫びであること
- だからこそ、自分の無意識や心と向き合うことが治療になること
治療としては
「今の現状」、「考え方」、「やっていることを拒否する」、もしくは「疑問に感じる」など様々な要素に対して無意識の自分が思っていること、感じていることを知ってもらい、心の声に耳を傾けてもらいます。
たった1回の治療でしたが…
男性には1回の治療しかしていません。
その１回の治療でこれだけの効果がありました。
本当にうれしい結果です。
しかし、今回のようなケースはマレです。
通常は、最初はこちらが言っていることが腑に落ちず、何度もディスカッションや治療を繰り返します。繰り返すなかで「良いきっかけ」をつかんでいただけます。そして、それはイップス克服への希望の光へと変わります。
イップスになると地面に穴を掘って出口を探すような感覚に陥ります。長年掘り進めているので戻ることもできず、掘っていく先が地上方向なのかもわかりません。だからこそ、この先を掘り進めれば地上の光が見えるという手応えが欲しいのです。
今回、そんな希望の光を伝えられたとしたら、ゴルファーズクリニックを15年以上続けてきた甲斐があったなと思う、感慨深い症例でした。
ゴルファーズクリニックにイップス治療に来ていただき「ありがとうございました」。
