私のアプローチイップス

私は高校を卒業後研修生としてゴルフ場に就職しました。ゴルフ場ではキャディや雑用、コース管理で草刈りや目土とゴルフ場に関わる仕事をこなしながら、自力でゴルフの練習をしていました。

頭の中はゴルフのことしかなく、それが最高の幸せでした。

ある時期になると、キャディ教育としてラウンドしながらキャディを指導する仕事も入りコースに出れるようになりました。

キャディー教育は自分のゴルフの腕前を磨く練習にもなりました。そんなある日、アプローチイップスというとんでもない状態に陥ってしまいました。

ここからが悲劇の始まりです。

イップスになったきっかけ

研修生としてゴルフ漬けの生活は充実していました。
毎日毎日ゴルフができる環境は、私にとって夢の世界で楽しいものでした。

ところがある日、
雨が上がった次の日のラウンドのことでした。
花道にボールが止まりました。足場はかなりぬかるんでおり水の染み出るのを確認しましたが、打てると判断した私は振り上げて打ちました。
ビッシャー。
一瞬何が起こったか分かりませんでした。
目の前は真っ暗、何も見えません。
実は、思い切りダフってしまい、私の顔には水しぶきで泥だらけになるほどのミスショットをしていたのです。

すぐにボールを探して、もう一度打ちましたが、またダフリ、何度か打ってやっとグリーンにのせました。

これ以降、アプローチになると全く当たる気がしなくなり、アドレスすると頭の中が真っ白になるようになってしまいました。

練習で何とかしようと…

私は、来る日も来る日もアプローチの練習をしました。練習場や芝の上からいろいろなライで練習しました。すると、練習でのショットは問題なく打てて自信が付いてきました。
ところが、コースに行くと一切ダメでした。

さらに練習場や芝の上、色々なライでの練習を休日返上で行いました。
その結果は、2年以上の日々を費やしましたが改善どころか、最悪な状況になっていました。

周りからの勧めもあり、精神的に追い詰められたこともあり、一度ゴルフから離れる決意をしてゴルフ場を辞めました。

良くなるきっかけ

ゴルフ場を辞めた半年後
私はゴルフから離れると、ゴルフに取りつかれている自分に気づきました。何をしても楽しくないし、気分転換ができない状態でした。そこでアメリカはパームスプリングスにてゴルフ留学に行ってみることにしました。

アメリカに行ってみると、パームスプリングスは全てがビックで別世界でした。
周りにはゴルフ留学に来た年齢の違う日本人が30人ほど来ていて、そんな中で一緒にゴルフプレーをすることになりました。

プレーをしていく中で、アプローチをする機会に遭遇しました。

8ヶ月ぶりゴルフ

ゴルフからいったん離れてからするアプローチショットは8ヶ月ぶりでした。
緊張しながらもボールを見ると、浮いているようでした。

実は、パームスプリングスの芝は芽が立っていて、花道にあるボールはティーアップしているように見えました。それほど芝の密集した良い環境でした。

私は30ヤードの花道からのアプローチを勇気を振り絞って打ちました。

バッシーン。

クリーンヒットしたボールはピンの横にピッタっと止まりました。
周りで見ていた仲間は「スゲー。ナイスショット」と声をかけてくれました。
私は内心ドキドキで、今のナイスショットも頭が真っ白で覚えていないほどでしたが、冷静を装って手を上げました。

アプローチの名手という良い勘違い

それから同じようなアプローチの場面になると、周りの仲間は私を見ていました。
そんな中でもクラブを振ってみると、ボールコンタクトはバッチリでナイスショットが連続して出るようになりました。

実際は、手が震えて、ナイスショットできるような状態ではないのですが、なぜかボールに当たるのです。

そのうち、周囲の仲間からもアプローチの名手のような褒め方をしてもらって、良い勘違いをしていきました。
すると、以前あれだけ打てなかったアプローチが、どんどんできるようになったのです。

改善した理由

3つの要素

  1. イップスだった私を誰も知らない
  2. アプローチの名手という良い勘違い
  3. 繰り返す成功体験

1.
誰もイップスだった私を知らないということには、重要な意味があります。
イップスになると、周囲の目や、人からのアドバイスや、不快な思いで、イップスを治りづらくする傾向があります。
周囲の人は冗談半分で、「ミスが見たい」「早くミスしろ」のようなヤジを言う人もいます。これが本人にとってはシャレになっていません。

悪い記憶が蓄積されるだけです。
悪意はないのですが、このような人のいない環境が、良かったと思います。

2.
アプローチの名手という良い勘違いは、自信のなくなった自分に、勇気をくれました。
何より、ミスる気がしないというのは、心地のいいものです。
ある意味、自分を錯覚させる=良い意味でだます
が重要なのです。

3.
繰り返す成功体験は、新しい自信という記憶の書き換えになっていき、自分は上手いと思うことができました。

「イップスその後に」最新のイップスゴルファーへの動画です

自分の成功体験をもとに施術を確立

現在、当院ではイップス施術を専門的に行っています。これはPCRT(心身条件反射施術)という施術に、自分のイップス克服の要素を落とし込んで、イップス克服の5つのステップを作り上げました。アプローチイップスをはじめ、パターイップス、ドライバーイップスなどすべてのイップスを克服させるものとなっています。

イップス克服の5つのステップ

  1. イップスの認識
  2. イップスになる構図の明確化
  3. パターン化された無意識の考え方を知る
  4. 身体の反応から無意識にあるスイッチを探る
  5. 脳のリハビリテーション

1. イップスの認識

イップスとは、どうゆうものかの理解することが最初のステップです。

イップスを知ることで何をすればいいか分かるようになります。

2. イップスになる構図の明確化

誤作動のスイッチを探るために五感と記憶を探ります。

外から入ってくる情報は五感を通して身体の中に入ってきます。それと記憶です。どのような情報で敏感になっているかを探るとイップスになる構図が見えてきます。

3. パターン化された無意識の考え方を知る

誤作動記憶につながる思考パターン

考え方のクセをひも解き、どのようなスイッチがあるかを知ってもらいます。

4. 身体の反応から無意識にあるスイッチを探る

身体に訊く(きく)検査により、無意識内にあるスイッチを検出します。独特の検査を理解してもらい行うことで、スイッチ検出は効果を生みます。

5. 脳のリハビリテーション

新しい神経回路のループを強化するために、リハビリテーションを行いイップスにならない神経回路の強化を図ります。

施術を受けられた皆様の実感の声

アプローチイップスで悩んでいる方へ

アプローチイップスの原因は、脳内で起こる記憶の問題です。技術的な問題と思い練習を繰り返してきたと思いますが、それでは治らないこと、何より技術面の問題ではないことは十分ご存知だと思います。充分練習し、苦しんでいる方へ、「誤作動している記憶への施術」を行ってみませんか?

記憶の施術は目に見えませんので信用できないかもしれません。しかし施術を「感じてもらう」ことは出来ます。それはサイエンスでは計り知れない、人間が持っている治る力のスイッチを入れる施術だからです。サイエンスかアートかと聞かれるとアートの要素が多い施術になります。

自分の治る力をアートする。

アプローチイップスになられたゴルファーの方々には分かる内容だと思います。それは、ゴルフもサイエンスではなく、アートだからです。

あなたの中のアートの力も使ってアプローチイップスを克服しませんか。
ゴルファーズクリニックではあなたのナイスショットを取りもどすためにしっかりサポートします。

施術方法

基本的にカウンセリングスタイルでアプローチイップスを探ります。その時、カイロプラクティックの検査で培った下肢長検査や筋抵抗検査という身体の反応を読み取る検査を同時に行うことで、あなたの潜在意識を探ることができます。

ただ単にカウンセリングを行うのと違い、身体に訊く(きく)検査によって客観的に観察することができます。

イップス治療についての説明動画

初めてイップス治療を受けたい方への動画

イップス専門ページをご覧ください