アプローチイップスから始まったゴルフ障害、71歳からのゴルフライフ

71歳、Y.Uさん、男性

アプローチイップスから始まったゴルフ障害を土子先生の施術を受けほぼ回復した今の状況を報告させて頂きます。
ゴルフ歴50年、ハンディ17の私が半年前ごろからある日の寄せ失敗から地獄のラウンドが続いてました。アプローチからバンカー、パッティング、アイアンショット、すべてに伝染しスイングする際頭が真っ白。どう打てばいいかわからなくなったり、逆にグリップでは、スタンスは、バックスイングは、フィニッシュはこうでなければならない等、知識の探求に入りこみ、どうしようもない状態に落ち入ってしまいました。あげく、人の評価が気になり、ラウンドを重ねれば重ねる程、100、105、110、115と奈落の底に落ちていってしまいました。
3月下旬から土子先生の施術を受けはじめ、イップスの理解から始まりました。形が見える訳ではありませんから不安で、大丈夫かなというのが最初の感想でした。

なぜイップスになるか、自分に当てはまる構図を明確化、掘り当てることを進めるにつれ、何点か腑に落ちることがあることが分かってきました。
更にイップスは身体の反応からでるスイッチだと知り、自分のスイッチは何かを知る方法を探っていくと、自分の中の本当の原因が何かかわずかづつ分かる様になってきました。トップ、ザックリの恐れはどういう時に起こるのか、更にその時の自分はどういうものかを知ることからラウンドする際、何をためすかを実戦しました。すると回を重ねるごと少しづつ恐れがやわらぎ、余計なことを考えずにスイングできる様になっていきました。イップスは治ると最初云われましたが半信半疑でしたが、今は治りましたと言いたい程です。自分の思い込み、勝手なルール、原因の転化は、過去の自分の姿です。
ここ数回のラウンドスコアは、97、86、90と100を切らないと自分ではないと思い込んでいた時から比べると苦痛から、元の楽しいゴルフをしているものに変化してきています。
今は、土子先生に感謝するとともに我慢して付き合ってくれた親友、先輩、ゴルフ仲間に有難うと、この体験談を活かしております。
だつ完治した訳ではないとも思っておりますので今後も何かありましたらご指導よろしくお願い致します。
まとまりなく長らく書いてしまいましたことお許しください。ご指導ありがとうございました。

土子:長文の感想と、イップスでの葛藤を書いて頂きありがとうございました。

意識と無意識のギャップ

男性のイップスは男性自身、意識と無意識のギャップに悩まされている感じでした。意識と無意識のギャップとは、「感覚」と「理屈」のギャップです。

イップスになる前は、感覚である「運動神経」でゴルフをやられていました。だからこそ自由でのびのびとゴルフを楽しまれていたと思います。

しかし、イップスになると「以前のスイングはどのようにしていたのか?」とか、「どうすればミスしないでボールに当たるのか?」と考えだします。すると、正確に当てるために理屈で身体の動きをコントロールしようとします。

感覚を無視した理屈への拒否反応がイップス

理屈で身体の動きをコントロールしようとすると、感覚や運動神経は嫌がります。この拒否反応がイップスという形で現れました。

治療は、感覚と理屈にどのようなギャップがあるのかを知ることから始めました。

皆さんそうですが、この説明をすると何を言っているか分からないというのが一般的な反応で、不安に思われるようです。それでも男性のようにイップスは治ると思って治療を継続して、イップスを克服されたことは嬉しく思います。

【参考記事】
「イップスは意識と無意識のギャップで起こる」
意識と無意識のギャップがどのように起こりイップスと関わるかを解説。