ゴルフでの意識と無意識の働き

意識と無意識の構図は、99対1で99%は無意識、1%は意識と言われています。

ゴルフで考えると
99%の無意識は感覚であり運動神経をさします。
感覚や運動神経は無意識に行われるもので、経験により磨かれます。
一方、1%の意識は学習です。

ゴルフを始めると最初に、グリップの握り方、アドレスの姿勢、スイングの流れなどを指導されます。この時使うのが意識であり理屈です。

それはまるで自転車を乗る時に、右手はここで、左足はペダルの上というような指導です。

指導を受けた後は自分で試行錯誤します。自転車で言えば転び、また転び、コツをつかんでいきます。ゴルフで言えば、トップしたりダフったり、またトップしたりスライスしたりを繰り返してコツをつかんでいきます。

この流れは、自転車を乗るのとゴルフスイングを身に付けることは、全く同じプロセスを踏んでいます。

意識して上達したと勘違いする

自転車の乗り始めは意識という理屈で学びますが、その後の試行錯誤を重ねる練習は感覚的です。そのためコツであり、コツには理屈は必要ないのです。

ところがゴルフになると、意識という理屈で学び、自分で行う試行錯誤の時に、「こう構えて、こう上げて、こう打つ」と情報が入ることで、理屈で考えたら上手く行ったと錯覚します。

自分は意識した理屈で上手く打てたと勘違いします。

理屈や理論でゴルフをする

このような考え方でゴルフが上達して行くと、その後も理屈や理論がゴルフ上達のすべてであると思います。すると理屈や理論を学習し、ゴルフ上達は理屈や理論の学習となります。
一方、自分の感覚や運動神経に任せて試行錯誤すると、感覚を研ぎ澄まし磨くことになります。すると、ゴルフ上達は磨くこととなります。

意識と無意識のギャップがイップスに

はじまりは違和感

意識を中心にゴルフをやっていても無意識の感覚は働いています。意識してゴルフスイングをしたり、自分の意志でフェードボールを打っていると思っていても実は無意識の感覚や運動神経がそうさせているのです。意識の思うようなスイングを無意識で行えている間はいいのですが、意識と無意識にギャップが生じた時違和感を感じます。

自分の身体の違和感に気付かない

違和感は、あなたの無意識があなたに訴えてるサインです。このサインを見逃さず、クラブ選択したりスイングの修正をすることでトラブル回避が出来ます。

しかし、無意識の存在や運動神経の感覚を無視していると、コースで感じる違和感に鈍感になります。

自分のスイングやストロークが、インサイドになっていたり、アウトサイドになっていても気づかないのです。すると、右ドックレッグのホールで感じる違和感や、左ドックレッグで感じる恐怖などの感覚も分からなくなります。

そんなサインを長い間無視し、意識と無意識との間に大きな隔たりが出来て無意識の感覚が呼び出せない状態が「イップス」なのです。

イップス治療の第一歩は意識と無意識のギャップを認識すること。

まずは意識と無意識とのギャップを認識することから始めます。
このギャップを知り違和感の原因を紐解きます。さらにギャップが生まれたきっかけや原因を探ることによりあなたのイップスの構造が見えてきます。

無意識は意識することができないので、身体に訊く(きく)検査の手法を使って治療していきます。

【参考記事】
「PCRT(心身条件反射療法)の詳しい説明」
治療法であるPCRTを詳しく解説しています。
【参考記事】
「イップスは治療できる」
イップス治療で知って欲しいことを解説しています。